アズサてやんday

from rokujoma

6月23日(金の斧と金魚)

"おもてなし" の文化がこんなにも根付く日本で、電話の自動音声サービスほど冷淡なものは無い。「〇〇の場合は①を、〇〇の場合は②を…」と繰り返す声は恐ろしいくらいの無感情である。もっと温かみのある、例えば "金の斧・銀の斧方式" なんかにして欲しい。「ここは拾得物管理センターです。あなたが落としたのは金の斧ですか?それとも銀の斧ですか?金の斧なら①を、銀の斧なら②を、それ以外なら③を、押してください」「③」「あなたは正直な人だ。担当の河合にお繋ぎします。しばらくお待ち下さいませ…」

 

居酒屋のメニュー看板に "金魚ハイ" と書かれていたので、まさかと思ってググってみたらグロテスクな画像が大量に出てきた。私は金魚が嫌いである。ブヨブヨしていて片手で捻り潰せそうだし、水から揚げるとビチビチ跳ねて、突出した目でこちらを覗き込んできて、気味が悪い。余りにも嫌いなので、口の中で金魚が跳ね回る悪夢を定期的に見るほどである。あんなものを大量に水槽に入れてライトアップを楽しむ人間の気が知れないし、ましてや酒にシソの葉と唐辛子を入れて「金魚」などと言う感性にはひっくり返りそうになる。金魚に限らず魚は全般、知性が欠落した顔をしていて不気味だ。あんな顔で生きていて恥ずかしく無いのだろうか。疑問だが、金魚と話すのは御免である。