「シン・ジョーズ(2016)」を観た【サメ映画レビュー】

「シン・ジョーズ(2016)」を観た。

シン・ジョーズは邦題で、原題は「アトミック・シャーク」"核実験によって突然変異したモンスターシャーク" 、つまりはゴジラのサメバージョンである。

ゴジラをオマージュしてわざわざ邦題で「シン・」を付けたり、映像も随所に遊び心が感じられたりで面白かった。

サメの境遇が可哀想だからストーリーそのものは重いはずなのに、主人公がサメ映画史上最高に役立たずの阿呆なので、終始笑いながら観ていられる。ゴジラにもジョーズにもそこそこの敬意を払っているのが感じられて、とても良い。あくまで「そこそこの」だけれども。

 

サメに喰われて上半身だけ残った身体が海面に飛び出したり、ありそうで無かった演出が盛り沢山で最高だった。

1番良かったのは、人間が破裂するシーンである。特に男の子の頭が破裂するのは3回観直した。サメの体液を被った動物は膨張して破裂してしまう。破裂シーンは全体では数える程しかなかったが、ゾンビ映画にも引けを取らないリアルな描写なので満足である。

 

コンセプトも設定もしっかりしていて、他のサメ映画とは一線を画している。そのまま新たなサメ映画ジャンルを確立していって欲しい。

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