7月25日(BGMと推敲)

昨日からずっと絵を描いていた。ここ1年の作業用BGMは、アニメ「四畳半神話体系」一択だったけれど、全12話を10周以上したしセリフも大体覚えてしまったので、今回からはYouTubeのゲーム配信にすることにした。

作業中は、音楽よりも喋り声の方が集中できる。感覚的に絵と音楽は似ているけれど、言葉と絵は正反対だからだと思う。膨大な量のセリフに聴き入ろうが、ゾンビを倒す銃声が飛び交おうが、描いている絵には何ら影響無い。


 

人間は文字を読む際、無意識に脳内で音読しているらしい。故に、わかりやすい文章とは "声に出して読みやすい文" である。

例えば「日曜日=晴れていた」ことを書きたい時、「日曜日は晴れた日でした」でも成立しているし意味も伝わるけれど、声に出した時 "日曜日(ビ)・晴れた日(ヒ)" が被っていて気持ち悪いし、発音しにくい。晴れていたことを表す言葉は「晴れだった/良い天気だった/お出掛け日和/晴天」等々、山ほどある。その中から、文章のリズムを崩さない言葉を選択する過程を "推敲" と言う。

わかりやすい文章を書く為には、音読しやすいリズムを見つける感性と、それに合う言葉を選択出来るだけのボキャブラリーが必要なのである。

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