アズサてやんday

by azusa chan

六畳間にて

YouTubeで "坂口安吾" を検索したら、ラジオか何かで喋っている音声があって、想像通りの神経質な口調に笑ってしまった。理屈論を書く人間はこういう喋り方になるらしい。私もこのまま六畳間に引きこもって屁理屈を並べ立てていたら、こんな口になるのだろうか。嫌だから、なるべくボンヤリしておこう。今年は坂口安吾が死んでから、ちょうど65年目である。

 

遂に書店のバイト面接を受けてきた。今まで落ちたバイトと辞めたバイトと、全部省いて残すは書店だけである。好きな本と作家くらいは聞かれると踏んでいたけれど、「自己紹介をお願いします」から始まり、その他質問責めが凄まじかった。周りからどんな人だと言われるか・高校では何をしていたか・今は何をしているのか・将来はどうなりたいのか…。「友達に "正常と異常に片足ずつ突っ込んでるね" って言われました。好きな本は坂口安吾綾辻行人です。高校では演劇をやっていました。今は舞台とかライブハウスとかに出ています。2歳から日舞をやってます。将来は家で絵と文を書いていたい。」一貫性が無いにも程がある。何をやりたいのか分からないし、何が好きなのかも分からない。結果、店長さんの感想は「色んな本を読むんだねえ」だけであった。私は完全に自分を見失ってしまって、自分は一体何をやって生きていくのかと独り悶々としながらも、やっぱり帰る場所は、今のところ実家の六畳間しか無いのである。21歳。