アズサてやんday

from rokujoma

10月14日(糞と不良)

如何にも燃費の悪そうな騒音とガス臭さを撒き散らして、軽自動車が追い越していった。今時珍しい改造車である。ほんの数年前まで、後ろに羽を付けたり、地面スレスレまで車高を下げたり、「何故そこを」というポイントを突き詰めた改造車をよく見かけたけれども、ここ数年で随分と減ったような気がする。理解不能な方向に突き抜けた不良の美意識は、その中でもきちんと流行り廃りの波があって、それでいて1つのジャンルとして確立されているから、面白い。ここ何年かで減少傾向にある不良文化は、このまま絶滅するには余りに惜しい、日本文化のひとつである。

 

未知の業界の知識や秩序を覚えるというのは、20歳を超えてある程度のアイデンティティを構築させ切ってしまった人間には至難の業であって、例えそれがどんなに簡単で当たり前な事項だとしても、未知なものは未知なものなので身体が受け付けないのは仕方がない筈である。それを忍耐が足りないとか、社会性の欠如だとか、言われてしまえばそれだけの事であって、何がどうしてそうなったのか、自分では分かり切っている事であるからして、それで、結局どうなったか、簡潔に言えば、私はバイトを3日で辞めた。以後、この件を深く掘り下げることはしない。